失恋のショックで涙が止まらないあなたへ。心の傷が癒える10の取り組み
順調な恋愛は楽しいけれど、その分失恋のショックは計り知れないもの。
何をしていても失恋したという事実が頭に浮かんでしまい、涙することも珍しくはありません。
しかし、どれほど心に受けた衝撃が大きくても、いずれは前に進んでいく必要があります。
この記事では、心の傷を癒すための取り組みを10個紹介します。
失恋が原因の悲しみに飲み込まれそうな人は、1つずつ試してみましょう。
きっと、その辛さを癒すヒントが見つかるはずです。
心の傷が癒える取り組み①我慢せずに泣く
失恋の悲しみを抑えれば抑えようとするほど、失った大事な人のことを考えてしまい、涙が止まらない状態が続いてしまいます。そんな気持ちを抑えるのは体に毒ですので、まずは気が済むまで思い切り泣きましょう。
涙として辛い気持ちを体外に排出することで、心にかかった負担はずいぶんと軽減されます。大人だからという理由で、感情のままに泣くことを我慢する必要はまったくありません。声を上げてたくさん涙を流した後は、今まで苦しかった心が少し楽になっているはずです。
もし、胸が詰まって上手に泣けないようであれば、失恋ソングに頼ってみるのも良い方法です。失恋をテーマにしているというだけあって重なる部分が多いため、聴いているうちに涙が溢れてきますよ。
心の傷が癒える取り組み②辛い気持ちを紙に書き出す
涙が止まらないのは、悲しみ以外にも自分の言い分や気持ちを理解してもらえなかったという怒りや悔しさがあるからかもしれません。ネガティブな感情は心に留めておかず、その辛い気持ちを紙に全部書き出してみて下さい。
自分の今の気持ち、彼に言ってやりたいこと、失恋に至った経緯…思いつくままに書き殴ってみましょう。心の内を書き出すことで、今の状況を第三者の視点で見ることができるため、気持ちの整理がついて冷静になることができます。
片思いしていた人に彼女ができたという種類ではなく、彼氏と別れてしまったという種類の失恋は相手への怒りが付きものです。その怒りを放っておかずに文字として外へ吐き出せば、胸の痛みは楽になっていくでしょう。
心の傷が癒える取り組み③睡眠をとる
失恋をして間もない頃というのは、自分を思いつめるあまり心も体も非常に疲れています。そんな状態で回復をはかろうとしてもうまくいかないため、とにかく睡眠をとって体を休ませましょう。
起きている間は過去やいなくなった彼のことを思い出しても、眠ってしまえばこっちのもの。眠りについている間だけは失恋のショックから遠く離れて、精神と肉体を癒すことができます。さらに、深い眠りはストレスの解消に効果があるので、睡眠は心の傷を癒すために重要な役割を果たしているといえます。
失恋後に眠れなくなったという人は、リラックス効果の高いカモミールティーを飲んでみるとよいでしょう。不安やショックで高ぶっていた気持ちが落ち着いて、スムーズに眠りへ入ることができるようになりますよ。
心の傷が癒える取り組み④部屋の模様替えをする
自分の部屋というものは、彼にもらったプレゼントや一緒に行った旅行のパンフレットなど、好きな人との思い出が溢れているもの。そんな環境に身を置いたままで心の傷を癒そうとしても、それはかえって逆効果です。部屋の模様替えを行って気持ちをリセットし、失恋で涙が止まらない状態から脱出を図りましょう。
記念日やイベントなどで彼からもらった物は、どれほど手元に残しておきたくても処分します。さらに、相手のことを思って過ごした空気を一新するために、ベッドカバーやカーテンなども新調するとよいですね。
好きな人との思い出の品を処分して部屋の内装を変えると、鬱々としていた気持ちが驚くほどすっきりします。次の恋を探すための一歩を踏み出すための助けになるので、試してみるとよいでしょう。
心の傷が癒える取り組み⑤体を動かす
何もせずにじっとしていると、失恋したことばかり考えてしまうため、かえって心の傷は悪化してしまいます。涙が止まらないほどの辛さを癒したいのなら、無理にでも立ち上がって体を動かしてみましょう。
運動している時というのは、怪我をしないためにも自分の手足へと意識が向くものです。徐々に蓄積される疲れも手伝って、失恋した悲しみにどっぷり浸る暇がなくなりますよ。最初からキツい運動に励むと続かなくなるので、ジョギングなどの軽い運動から始めてみるとよいでしょう。
体を動かして汗をかいた後は悲しい気分が晴れる上に、疲労で眠りの質も良くなります。適度な運動は痩せて綺麗になることにも繋がるため、彼を見返したい人にもおすすめです。
心の傷が癒える取り組み⑥一人旅に出る
部屋にこもって好きな人のことばかり考えていても、失恋による心の傷が癒されることはありません。涙が止まらない状態から抜け出すために、自分1人のためだけに旅行計画を立てて、国内外問わず一人旅に出てみましょう。
景色の綺麗な場所や自然の多い場所はリフレッシュ効果が高く、失恋後の良い気分転換になります。さらに、旅を通じたたくさんの人との交流は、「私には彼しかいないのに」という考え方を変えることにも役立ちますよ。
片思いしていた人、付き合っていたのに別れた人に関係なく、1人だけの旅行はプラスの効果を生み出します。色々な場所へ行きおいしいものを食べて、知らない人と話した後はひと回り成長し、恋愛に対して前向きになることができるでしょう。
心の傷が癒える取り組み⑦体のことを考えた料理を作る
失恋をすると気持ちに余裕がなくなり、料理をする気力すらも失せて外食やコンビニ弁当に頼ることが増えてきます。しかし、そんな時ほどスーパーに行って材料を買い、疲れた体に優しい食事を作ってみましょう。
涙が止まらないほどの悲しみを癒すためには、きちんとした食事をとって正常な精神と肉体を維持することが重要です。栄養不足はイライラや倦怠感を引き起こす原因になるので、バランスを意識した食事を心がける必要があります。
また、夢中になって料理をしている間は、彼への未練について考えずに済むというメリットもあります。普段あまり料理をしてこなかった人は、これを機に料理教室へと通ってみても新しい恋に挑む際の武器となりますよ。
心の傷が癒える取り組み⑧見た目を変える
髪、メイク、服…好きな人に可愛いと思ってもらうために、こだわってケアをした部分や買ったものが女性にはたくさんあるはず。だからこそ見た目をがらりと変えて、彼を思いながら日々作り上げた自分を脱ぎ捨てて下さい。
好きだった彼の好んだメイクや髪型、服装などは、今後維持する必要はまったくありません。美容院へ行って新しい服を買い、お金に余裕があるならネイルやエステに足を運んでもよいでしょう。
そうやってひとつずつ見た目を変えていくと、彼に執着していた自分が生まれ変わっていくような気分を味わえます。自分を磨いているうちに、涙が止まらないと嘆いていた日々が遠く思える瞬間がやってきますよ。外見が綺麗になると新しい出会いも増えていくので、失恋の辛さはどんどん薄れていくでしょう。
心の傷が癒える取り組み⑨周りの人に相談する
ある程度の悲しみであれば自分で処理することができますが、涙も止まらないほどのショックは人に話した方が紛れることもあります。失恋したことを知られても構わないのであれば、周りの人に相談してみるとよいでしょう。
特に、女性は男性よりも共感力に優れているため、失恋による悲しみを全身で受け止めてくれる可能性が高め。一方男性は、気持ちの共感よりも事実だけに着目する傾向が強いことから、慰めよりも批判が多くなりがちなので注意が必要です。
好きな人とうまくいかないのは別に珍しいことではなく、女性であれば失恋の1回や2回は誰でも経験があるものです。母親や女友達に慰めてもらっているうちに、「みんなも同じ体験をしているんだ」と前向きな考えをもつことができるようになりますよ。
心の傷が癒える取り組み⑩自分の長所を見つける
失恋直後は今までの行動を後悔するあまり、「そもそも私のこの部分が駄目なんだ」と自分を追い詰めることが多くなります。しかし自分の短所探しをしても、嫌悪感とダメージがどんどん増えて涙が止まらない日々が続いていくだけ。そんなことをするよりも、まずは自分の長所の方に意識を傾けることを優先して下さい。
自分の良い部分を見つけることは、失っていた自信を取り戻して心の傷を癒すことに役立ちます。もう恋なんてできないと諦めていた気持ちが薄れて、まだ自分にはチャンスがあると思えるようになるでしょう。
世の中には彼以外にも男性がたくさんいて、長所がある自分を求めてくれる人も必ずいます。失恋によるショックから回復してポジティブな考え方を手に入れるために、自分自身の良い部分を探す時間は大切です。
まとめ
どんなにもう立ち直れないと思っていても、いつか失恋による心の傷は癒されていきます。感情を我慢せず、心と体のことを考えながらできることをこなしていくうちに、涙が止まらない日々は少しずつ遠ざかっていくでしょう。
失恋して「もうあんな人は二度と現れない」と嘆いている人は、心配しなくても大丈夫です。次の恋に繋がるチャンスは、近所のスーパーや偶然入ったレストランなど、案外どこにでも転がっているもの。そして、失恋を乗り越えられた自分なら、そのチャンスを掴んで幸せになることができるはずなのです。
いつか失恋した過去も、自分がレベルアップするために必要だったと思える時がやってきます。それまでは思う存分自分の気持ちに寄り添い、傷ついた心に優しく接してあげて下さいね。